河嶋うみんつのブログ

何かしら書きます

静岡県でも生で競馬が見たい~さがら草競馬 2023~

 

河嶋うみんつです。

 

今年4月、牧之原市で行われた「さがら草競馬」で私が撮影してきた写真を掲載、当日の様子をブログ形式で皆様に紹介したいと思います。

 

──さがら草競馬とは

写真を貼る前に、さがら草競馬とは何なのかを軽く紹介しておきましょう。

さがら草競馬とは、静岡県 牧之原市の海水浴場「さがらサンビーチ」にて、毎年4月下旬頃に開催される草競馬大会で、砂浜の周回コースで行われる草競馬大会としては日本唯一の大会でもあるそうです。

大会では、砂浜に整備された一周約700mのコースをポニーからサラブレッドまで様々な種類の馬たちが駆け抜け、その様子を間近で見ることができます。

1975年から開催されていてるこの大会は今年、2023年で45回目の開催を数えます。*1

 

さっそくまいりましょう。

 

会場到着

 

PENTAX KP 27mm(35mm eq.) f/8 1/320s ISO 100

PENTAX KP 135mm(35mm eq.) f/10 1/320s ISO 100

高速道路を走ること数十分、牧之原市に入り、そこからさらに少し進むと、

会場のさがらサンビーチから約800mほど離れた浜辺に到着しました。

 

今のところ、人の気配が全くと言っていいほどしていませんが本当にやっているのでしょうか。(以前、御前崎港に帆船が来ると聞いて見に行ったらいなかったトラウマで疑心暗鬼)

PENTAX KP 82mm(35mm eq.) f/8 1/320s ISO 100

球体が落ちていました。よく見ると遠くに人だかりが見えます。どうやらあの辺りが会場のようですね。歩いて行ってみます。

PENTAX KP 120mm(35mm eq.) f/7.1 1/320s ISO 100

明らかに人為的に集められた貝。いいですね

草競馬

ポニー

PENTAX KP 450mm(35mm eq.) f/7.1 1/320s ISO 100

会場のコース近くにつくと、ちょうど引馬でのレースが終わったばかりのようだったので、しばらく会場をうろうろしたりしながら次のレースを待っていると、程なくしてポニーのレースが始まりました。

PENTAX KP 450mm(35mm eq.) f/6.3 1/320s ISO 100
左:300mm(35mm eq.) f/9 1/320s ISO 200 右:285mm(35mm eq.) f/8 1/320s ISO 200

きれいな海を背景に砂浜を駆け抜けるポニー。かわいらしいイメージの強いポニーですが、目の前を走り抜けていくその姿にはとても迫力があります。

PENTAX KP 169mm(35mm eq.) f/10 1/320s ISO 200

浮き輪があると夏っぽくていいですね(春だけど)

PENTAX KP 225mm(35mm eq.) f/8 1/320s ISO 200

馬 on 馬

散策

次のレースまで少し時間があるので会場を散策します

PENTAX KP 450mm(35mm eq.) f/6.3 1/320s ISO 400

栗毛がきれい

左:450mm(35mm eq.) f/6.3 1/320s ISO 200 右:360mm(35mm eq.) f/7.1 1/320s ISO 200

芦毛もきれい

左:105mm(35mm eq.) f/8 1/320s ISO 200 右:270mm(35mm eq.) f/6.3 1/320s ISO 200

引退競走馬のものと思われるゼッケンがありました。

 

きれいです。

 

速歩

散策を終えてコース沿いの柵の近くに戻ってくると、速歩の歩様で行われるレースが始まるところでした。

PENTAX KP 120mm(35mm eq.) f/8 1/320s ISO 200

速歩のレースとはいうものの、駈歩になってしまっても人間の競歩とは違いペナルティや失格になるということはないそうです。やったね(?)

 

PENTAX KP 112mm(35mm eq.) f/9 1/400s ISO 200

PENTAX KP 120mm(35mm eq.) f/10 1/400s ISO 200

PENTAX KP 90mm(35mm eq.) f/8 1/400s ISO 200

PENTAX KP 255mm(35mm eq.) f/6.3 1/400s ISO 100

砂を蹴り上げる蹄鉄がすてき。

 

中間馬

PENTAX KP 202mm(35mm eq.) f/7.1 1/400s ISO 200

PENTAX KP 450mm(35mm eq.) f/6.3 1/400s ISO 400

続いて始まったのは中間種の馬によるレースです。

中間種とは、サラブレッドなどに代表される軽種といわれる品種と、体重がおよそ800kg~1t超にもなる重種という品種の中間にあたる品種です。乗用馬としてはもちろん馬術競技やレースなど広く活躍しています。

 

PENTAX KP 345mm(35mm eq.) f/7.1 1/400s ISO 200

PENTAX KP 90mm(35mm eq.) f/10 1/400s ISO 200

PENTAX KP 135mm(35mm eq.) f/11 1/400s ISO 200

PENTAX KP 90mm(35mm eq.) f/6.3 1/400s ISO 100

PENTAX KP 450mm(35mm eq.) f/6.3 1/400s ISO 400

複数の馬が画面内に収まってくれるとレースしているという感じが伝わりやすくていいですね(うまく収められてないけど)

 

次はいよいよこの日最後のレースです。

 

PENTAX KP 58mm(35mm eq.) f/8 1/400s ISO 200

その前にここまでのレースでボコボコになっていた馬場をホイールローダがバケットを器用に扱いキレイに均していきます。ババヲナラスクルマ

 

サラブレッド

PENTAX KP 70mm(35mm eq.) f/9 1/400s ISO 200

いよいよ、といった会場の雰囲気のなかで始まったのは、この日の目玉ともいえるサラブレッドたちによるレース。一周約700mのコースを2周して行われる約1400mのレースに4頭のサラブレッドたちが出走します。

 

スタートを前に、会場にはファンファーレ*2が流れ、それを合図にスタートが切られます。

 

PENTAX KP 94mm(35mm eq.) f/4.5 1/400s ISO 100

PENTAX KP 94mm(35mm eq.) f/7.1 1/400s ISO 200

PENTAX KP 94mm(35mm eq.) f/4.5 1/400s ISO 100

PENTAX KP 94mm(35mm eq.) f/4.5 1/400s ISO 100

とてもきれいな栗毛に大きな流星が映えるこちらの馬。競走馬時代にはダート戦での勝利経験もある彼にとって、この浜の砂の走りやすさはどうでしょうか。

 

PENTAX KP 450mm(35mm eq.) f/7.1 1/400s ISO 200

PENTAX KP 102mm(35mm eq.) f/8 1/400s ISO 200

PENTAX KP 102mm(35mm eq.) f/8 1/400s ISO 200

PENTAX KP 102mm(35mm eq.) f/8 1/400s ISO 200

こちらも栗毛がきれいな一頭。

静岡県周辺で行われるお祭りなどにもよく参加しているようで、馬名をSNSで検索したところ、華やかな衣装や馬具を身につけ、神職の方を乗せて街を歩く様子を見ることができました。

 

PENTAX KP 225mm(35mm eq.) f/5.6 1/400s ISO 400

PENTAX KP 94mm(35mm eq.) f/4.5 1/400s ISO 200

ゴール後、突然に進路を変え、コース外に飛び出しそうになるシーンもありましたが、間一髪のところで持ちこたえ、他馬との接触なども避けられたようでした。

 

PENTAX KP 113mm(35mm eq.) f/5.6 1/400s ISO 200

PENTAX KP 169mm(35mm eq.) f/5.6 1/400s ISO 200

深みのある鹿毛が馬体の迫力を引き立てるようでかっこいいこちらの一頭は、 このレースの勝馬でした。ゴール後は私たち観客のいるコース外側の柵のすぐ近くを通って戻って来てくれたため、この日一番近い距離でその姿を見ることができました。

 

PENTAX KP 105mm(35mm eq.) f/10 1/400s ISO 200

PENTAX KP 105mm(35mm eq.) f/6.3 1/400s ISO 100

PENTAX KP 105mm(35mm eq.) f/7.1 1/400s ISO 100

PENTAX KP 105mm(35mm eq.) f/10 1/400s ISO 200

白い砂浜に映える芦毛の馬体。走る姿が伸びやかな感じできれいです。赤系でまとめた馬具もおしゃれ。こちらの馬も終盤はよくスピードを上げて先頭に迫ろうかという勢いをみせましたが、結果は2着でした。

ゴール後

PENTAX KP 94mm(35mm eq.) f/8 1/400s ISO 200
素人は黙っとれ──的な表情にも見える

PENTAX KP 105mm(35mm eq.) f/5.6 1/400s ISO 100

PENTAX KP 300mm(35mm eq.) f/6.3 1/400s ISO 200

PENTAX KP 450mm(35mm eq.) f/6.3 1/400s ISO 200

レースを終えて戻ってくる各馬。

 

やはりサラブレッド、間近を走り抜ける姿にはより一層の大きな迫力があります。

心なしかこれまでのんびりとしていた会場内の雰囲気にも少し緊張が走ったように感じました。

 

そんな空気もレース後には一際明るく、無事に走りきった彼らを迎えます。

 

レースを終えて

PENTAX KP 135mm(35mm eq.) f/5.6 1/400s ISO 200

レースを終えて、あたりを見ると、馬たちが次々と馬運車に乗せられて、帰り支度を始めていました。

 

気づけば日も少し傾いてきました。帰る前にもう一度、少し会場を歩いてみることにしました。

PENTAX KP 75mm(35mm eq.) f/4.5 1/400s ISO 200

PENTAX KP 42mm(35mm eq.) f/7.1 1/400s ISO 200

馬運車が止まっています。私はトラックを見るのが結構好きなのでこういった車たちを近くで見られるのもうれしいです。

PENTAX KP 120mm(35mm eq.) f/5.6 1/400s ISO 100

PENTAX KP 300mm(35mm eq.) f/6.3 1/400s ISO 400

トカゲ(?)がいました。かわいい。このあと少し触らせてもらいました。

PENTAX KP 105mm(35mm eq.) f/5.6 1/400s ISO 400

犬に絡まれてました。

 

このあとは出店であんまきを買ったりしました。美味しかったです。


まとめ

Sony Xperia 5 16mm(35mm eq.) f/2.4 1/1250s ISO 40

かつては身近な動物だったはずの馬ですが、今日においては、馬産地の付近や、頻繁に乗馬クラブや競馬場を訪れる人間でもなければ馬を間近に見る機会というのはあまり多くないように思います。なので、このようなイベントを通してそういった機会を得られるのはありがたいと思いました。

 

私は今年が初めての観戦でしたがとても楽しむことができました。

 

この日参加していた馬の中には、競走馬時代に中央で7戦、小倉の障害戦で1勝をあげた馬や同じく中央で5戦して1勝を小倉のダート戦であげた馬など、引退競走馬も多くいました。

 

また、その姿こそ見当たりませんでしたが、地方競馬場を主戦場に、100戦ものレースに出走し19勝をあげ、戦ってきた相手の中にはGI、朝日杯FSの勝ち馬や、あのオルフェーヴルが勝利した皐月賞、ダービーに出走していた馬もいる、という馬や、同じく地方競馬場を主戦場に44戦20勝。コパノリッキーホッコータルマエといったダートの王者達とGIを走った馬を相手に、コンマ2秒差の2着に粘るといった活躍もみせた馬などのゼッケンが見られたのも印象的でした。

 

PENTAX KP 67mm(35mm eq.) f/5.6 1/400s ISO 200

PENTAX KP 27mm(35mm eq.) f/7.1 1/400s ISO 200

 

今回はようやくこのブログを設立した当初の目的である、イベントなどで撮影してきた写真の掲載、フォトブログらしきものを書くということができました。

 

試しに、EXIF情報をすべての写真の下に記載してみたりもしました(めちゃくちゃ大変だった)が、トリミングによる画角の変化や編集による露出の変化があるので参考になるかは怪しいところがあります()

 

このブログ記事を通して、さがら草競馬に興味を持っていただけたりしたらうれしいです。

 

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

 

また、撮影させていただいた馬たちの関係者の方々、イベント運営の方々、トカゲ(?)を触らせてくれた方、ありがとうございました。

 

おまけ

PENTAX KP 27mm(35mm eq.) f/3.5 1/400s ISO 800

帰りに浜名湖SAによりました。(帰り道と反対方向)

 

 

*1:2011年、2020年、2021年は中止

*2:京都・阪神・中京のGIファンファーレでした